Beaucoup de Lettre

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20060525北海道新聞朝刊にて。

朝、新聞を走り見(読むまでいかず。笑)してたんだ。いつものように、1面、2面、飛んでラジオ面、地域版、そして最後にテレビ欄の裏の面。(社会面?)とびとびですが。

で。最後にみたページで、朝から涙してしまいました。

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大きな写真は、ベットに寝てるおばあちゃんと、顔を近付ける今風の男の子。 見出しには…100枚の絵手紙、そして、ありがとうっていう言葉が書かれていたと思う。

おばあちゃんが3月、おじいちゃんの運転する車が赤信号に気づかないで交差点に進んで、バスと衝突、っていう交通事故にあって、頸椎骨折のケガ。
それをきいて東京に行ってた孫がかけつけて、「何かしたい」と思ったんだって。

タレント志望で、東京にいる男の子。ほんとに今風の男の子。
でも、おばあちゃんが大好きで、事故の知らせを聞いてすぐに飛んできたんだって。
おばあちゃんは,頚椎損傷で四肢の麻痺、何度も危篤状態になって。
もうだめか、と思ったりもしたみたい。

それでも、「何かしたい」と思って、はじめはピアノを弾こうと思ったけど、病院にピアノはない。
「それなら、感謝の言葉をカタチにして、壁いっぱいにとどめておけば…」ということで、
病院の売店で買ったシャープと便箋に、絵手紙を書きはじめたって。

はじめは、おばあちゃんが病床一瞬見せた笑顔を描いて、「大好きなばあちゃんへ…」とメッセージを添えた。そのあと、アルバムを引っ張りだして、思い出を絵にして、あったかいメッセージを添える。 おばあちゃんの意識が無くても、毎回、目の前にかざしてみせたんだって。

   ありがとう。
   生んでくれてありがとう。
   育ててくれてありがとう。
   一緒にいてくれてありがとう。
   わがまま聞いてくれてありがとう。
   いっぱい思い出くれてありがとう。
   
   ばあちゃん聞こえるかい。

   ありがとうの言葉がまたひとつ遠くなるたび
   もっと大事にしなきゃって そう思うんだ

そうやって、描いた絵手紙は、今月に入って100枚を超えて、壁いっぱいになって。
運転してたおじいちゃんも、あばらを折る怪我をしてて、事故をおこした自分を責めて、
心労でおしつぶされそうになってたけど、孫の絵手紙を見てわんわん泣いたって。
それで救われたって。

そうして、二ヶ月がたって。 今月10日、ばあちゃんの意識がもどったんだって。
孫さんは、19日に東京に戻ったみたい。
「いつでも呼んでね。 すぐ帰ってくるからね。」って。


(2006年5月25日 北海道新聞朝刊 33面・第一社会面 より 抜粋)
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詳しくは、たぶんインタネット版とかがでていると思うので、検索してみてください。
(気になった方がいらっしゃれば。)

私が「ありがとう」っていう言葉を大切にしてることもあって、
そして、ばあちゃんやじいちゃんと一緒に暮らしてることもあって、
ストレートに心にはいってきたんだ。

でっかい愛を感じたし。

人が、人を大切に思う気持ちって、ほんとに大きなものなんだね。
自分では気づかないようなことだけど、上の男の子みたいにカタチにしたり、
言葉で伝えたりすると、ほんとに大きなあったかいカタマリみたいなものが伝わってくる。

で、この男の子が描いたおばあちゃんの絵が、ほんとうに優しいの。
大好きなんだな。 ほんとに大好きなんだな、っていうのがわかる気がする。

私は、大切な人たち、大好きな人たちにここまでの心を向けてるだろうか。
そうも思ってしまったよ。

だからなおさら。 この記事は心のいろんなところに触れて、あったかい涙になった。
久しぶりに、「新聞もいいな」って思った私でした。
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by avril-vert | 2006-05-25 12:53 | 日常